ティアラは西欧ではデミコロナル(半冠)とも称します
ティアラは正装するときに用いる宝石・花などをちりばめた婦人用の冠状の装飾品ですが、
単なる装飾品とは 異なりティアラのデザインや高さは、着ける女性の身分と着ける場の
格式によって決まっていきます。
ティアラの起源は古代エジプトに端を発します。王族など高貴な支配者を埋葬する際も、
その功績や敬意の印として、遺体にティアラを着用させました。
死者 への敬意を払う象徴的な存在としてのティアラは、ギリシア時代になると、最高位に
位置するものに捧げられる、 神性の象徴へと変わっていき、現在に至ります。